「しばき隊」という名称
「しばき隊」とはずいぶんと変わった名称ですが、それは「対レイシスト行動集団」ということで、「Counter-Racist Action Collective、略称C.R.A.C.」とも言い、「レイシストをしばきたい」がもじって「しばき隊」となっている日本の活動団体です。
在日特権を許さない市民の会がありますが、こうした右派系の市民団体を「レイシスト」と断じてレイシストをしばく活動を「カウンター」と称しています。「レイシスト」とは「人種差別主義者」という意味です。純粋な意味での人種差別というのは、同じ人間なのに人種、民族、国籍、地域ということで、その特定の人々に対して嫌がらせやいじめなどの差別行為をすることです。実際に世界的、歴史的にも各種のそうした事例は存在しています。
ただ「在日特権」について論ずるのがずばり「レイシスト」なのかと言えば、必ずしもそうではないような気もします。とにかく、こうした在特会等右派系団体に対するカウンター活動等を「しばき隊」は行っているわけです。
主宰者は野間易通という人物です。野間易通氏はフリーの編集者で活動家ということになっています。大阪外国語大学のインド・パキスタン語学科を卒業しています。2011年4月から「ツイッター・デモ」の実行組織である「TwitNoNukes」スタッフとなっているようです。
「金曜官邸前抗議」を主催している「首都圏反原発連合」の立ち上げに参画しています。こういう人達は必ず「○○反対」というスタンスです。2013年1月に「レイシストをしばき隊」を結成していますが、これは同年の9月30日解散し、2013年10月に、その後継団体となる対レイシスト行動集団「C.R.A.C」(Counter-Racist Action Collective)を結成しています。